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2024
2017.12.20~22に開催した<展示会> 「あさくら杉と21 のプロダクト」から「あさくら杉おきあがりこぼし展」がはじまりました
その時のご挨拶です。
ごあいさつ
「あさくら杉と21のプロダクト」スタッフ一同
平成29 年7 月、九州北部豪雨が発生しました。
この記録的な豪雨により引き起こされた河川の氾濫や土砂災害などによって、人や家、思い出の場所までも失われるような大きな被害がありました。
なかでも林業が盛んな朝倉市やその周辺地域では、大量の杉が土砂とともに流れたことでさらに被害が拡大し、災害後も処理が難航し復旧の妨げとなっています。
この流木を災害の負の遺産とせず、新たな価値を生み出すことで復興につなげようとする取り組みが、災害流木再生プロジェクトです。この展示会では、プロジェクトの一環として、九州大学芸術工学部工業設計学科と大学院芸術工学府・工学部の学生が流木や朝倉の杉を用いて制作した製品を展示しています。
学生が朝倉の被災現場や流木置き場を実際にみて感じたことや災害復興への思いを込め制作されたこれらの製品は、この展示にとどまらず実際に商品化され、復興支援に役立つことを見据えています。
復興を目指し未来を考えると同時に、災害を風化させないことも大切です。
この展示会が皆様が九州北部豪雨について、あさくら杉について思いを巡らすきっかけになりますと幸いです。
本日はご来場誠にありがとうございます。
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